25267822 「東京都立殿ヶ谷戸庭園のレンゲショウマを求めて」について - 岡田 次昭
2024/07/24 (Wed) 08:49:26
令和6年7月23日(火)午前10時、私は「東京都立殿ヶ谷戸庭園」を目指しました。
この庭園は、JR中央線立川駅から3駅乗車して国分寺駅にて下車します。
ここから徒歩3分でこの庭園に着くことができます。
私が訪れた時は、私以外は誰もいませんでした。
私の目的は、レンゲショウマを撮影することでした。
ここには、3輪ほどレンゲショウマが咲いていました。
私はさまざまな角度からこの可愛いレンゲショウマを撮影しました。
この花はすべて下を向いていて、上からしか撮影できません。
地上から40㎝のところに咲いていますので、下からの撮影は極めて困難でした。
ここはレンゲショウマの穴場です。
殆どの人は、この存在を知らないと思います。
熱意が籠もりますと、35度の猛暑日でも、私は自宅を出て目的地に向かいます。
残念ながら、この掲示板には、1枚の写真しか添付できません。
この庭園は、大正2年~4年にかけて江口定條(後の満鉄副総裁)の別荘として整備されました。
そして、昭和4年には三菱財閥の岩崎家の別邸となりました。
昭和40年代の開発計画に対しこの庭園を守る住民運動が発端となり、昭和49年に東京都が買収し、整備後、有料庭園として開園しました。
受付で「大人の休日倶楽部」のクレジットカードを提示しますと、65歳以上の入園料70円のところ、僅か50円で入園することが出来ました。
なお、庭園の名称は、昔この地が国分寺村殿ヶ谷戸という地名であったことに由来しています。
殿ヶ谷戸庭園は平成23年9月に国指定の文化財(名勝)となりました。
この庭園は、全長25㎞にも及ぶ「国分寺崖線(外線)と呼ばれる崖の上に造られました。このような崖のことを大昔から「ハケ」と呼んでいました。
「ハケ」からは涌き水が溢れ出し、庭の豊かな自然が守られています。
岩崎家の持ち主だった頃には、畑や田圃があり、全てこの涌き水のお蔭で成長することが出来たといわれています。
なお、開園は、昭和54(1979)年4月1日です。
開園面積は、21,123.59㎡(約64,101坪)で比較的小さな庭園です。
季節に応じて、イロハモミジ、モッコク、アカマツ、モウソウチク、レンゲショウマ、ツツジ、フジなどが咲きます。
(了)
当日の行程は次の通りです。
東急田園都市線梶ヶ谷駅・溝の口駅・JR南武線武蔵溝の口駅・立川駅・国分寺駅・東京都立殿ヶ谷戸庭園・中央線国分寺駅・立川駅・南武線立川駅・武蔵溝の口駅・東急田園都市線溝の口駅・梶ヶ谷駅
(総歩数 6,115歩)